刑法第三十九条 フラッシュ・バック

ケーブルテレビでやっていたので視聴。
新宿で通り魔事件が発生する。しかし、その犯人は一見心身喪失状態で記憶喪失、警察は「面倒な事件になったなあ」と捜査を開始する。同時に、精神鑑定が開始されるが、鑑定は段々と深みにはまっていく。
がそのとき、もう一件の殺人被害者が発見される。その捜査を進めていくうちに、通り魔事件の犯人との接点が見つかり、事件は憶測を含みながらも解決に向かっていく。
刑法第三十九条「心神喪失者の行為は罰せず」と同時に、少年犯罪について規定した四十一条(14歳以下の犯罪は罰しない)をも問う良作。
あまり期待していなかったのだが、関連がないと思われていた事件が繋がって真相が明らかになる過程は面白く、そこで少年犯罪、犯罪被害者の人権などが問われりと、考えさせられるところは多い。