お父さん、天国はもう秋ですか

ランチタイムの終わりごろにファミレスに駆け込んでランチをオーダー、食後もだらだらと涼んでいるのが最近の好み。
まあ、時と場合によっては、おばさん連中がいつまでも居座っていて、その場にいない「近所の誰々さん」の悪口を大声で喚いてて閉口することもあるが、時々はいい話を聞けることもある。
 
年のいった父とその娘という風の二人組のうち、娘が小学生の俳句で感動したものがあると興奮気味に語っていて。
「お父さん 天国はもう秋ですか」
直接的だし、いまの季節にはそぐわないから、別の時期に聞いた話なのだろうけれど。
季節を肌で感じることや、亡父に思いを馳せるという感性は、大人になると無くしてしまうのだろうなあ。いやまあ、自分ももうそういう大人なんだが。
だからこそ、時々こういう話を聞けたとき、自分の率直な気持ちは記憶に留めておきたい。