さすがに、無理だ

暑いですなあ。なので、夜になっても部屋にいるときは窓は全開、網戸は存在するけれど気休めみたいなものなので、虫が明かりに引き寄せられて飛び込んでくる。
まあ、基本的に放置だ。いちいち気にしてはいられない。そのうち出て行く奴もいるし。視界に入ったり、体にまとわりついた場合は遠慮せずに撃墜するが。
さきほど、何匹か続けて背中やら首筋やらに接触してきたので、その対応のために集中力が途切れてしまい、飛び回っている虫どもを始末しようと考えたのであるが、蛍光灯に突進して鈍い音を立てているデカブツ、よく見るとカメムシだったのだ。動きは鈍いが、さすがにこいつは潰せねぇ。
「負けたよ。好きなだけいてくれ」
と一人ごちて、パソコンのモニタに向かうのであった。