なんというか

id:kaien:20041021#p3 とかのテキストのように、いたたまれないという感想を抱いたひとは少なくないようだが、もっと残酷な事実が将来にある。
理由はともかく殺人である。有罪はまず確定。だが、死刑か無期懲役にならない限り、いずれは社会に復帰することになる。
しかし、これまですら親に依存してようやく生きてきたのに、四十代五十代になって前科者としてたった一人で社会に放り出されたとき、彼はどうなるのだろう。社会が好意的に受け入れるとは思えない。一人で生きていこうと決意したとしても、まず普通には就職できないだろう。いったいどうすればいい?
「どうしてこうなったのか」という議論は有益だと思うが、同時に「では彼をどうするべきか」も考えるべきことではなかろうか。