ガンパレード・オーケストラ

前作とは監督が違うことと、電撃大王の漫画連載のほうが意外に面白いので期待してたんですが。
あかんです。あれは。
学生が徴兵され、捨て駒として戦場に投入されるようになった戦争で、捨て駒でしかなかった学兵がしたたかに生き残り、そして遂には絶望的な戦局を覆してしまうというカタルシスがガンパレの肝であると思うわけで。
そういう意味で前作も含めてアニメのぬるさは面白くないです。

• 弛緩した中隊の様子とは対照的に張り切る新任中隊長の温度差
• いきなりの出撃命令
• 戦場で、パイロット達は自らの技倆劣悪を自覚する
• 中隊長、上級司令部に支援を要請する
• 前線のパイロットの悲鳴を無視して、死守命令を出す中隊長
  • 理由は説明しない
  • パイロット達、絶望的な窮地に立たされ死に物狂いで戦う
• 支援射撃開始される。幻獣、撤退開始。
• 撃破幻獣なし、損害多数。それでも生き残ったことを喜ぶ中隊

漫画版を参考にアニメ第１話で描くべきことを構築すると、こんな感じになると思う。キャラ紹介のような描写は話が進んでからでも充分。
単なるロボットものアニメにするならああいう設定は不要だろうし、ガンパレを描きたいのならバランスが非常に悪い。
そういう点があかんと思った３０分でありました。