ボウリング・フォー・コロンバイン

それはいつもと同じ朝だった

農夫は農作業
牛乳店は配達
大統領は名前の難しいどこかの国を爆撃
(略)
そう それはいつもの平凡なアメリカ合衆国の朝だった

コロンバイン高校での銃乱射事件を端緒に、米国の問題に焦点を当てた作品。
900発の弾丸で、13人を殺害し数十名を負傷させたという。一人あたり数発当たっているだろうからなかなかの命中率だと思うのだが、これでも『乱射』なのだな。メディアにおける乱射の定義を知りたい。

ロッカーのマンソンがすげえまともな意見を言っていたのが印象的だった。

銃による殺害が銃の保有率に比例するのかといえば、隣のカナダでは保有率が高くても銃による射殺事件の件数は少ない。
結局、メディアが恐怖を増幅し、それに相乗りするように商売が行われる。それが『アメリカ』だと。