夏の葬列

id:Hirai:20040714#p3で児童書がとりあげられていて、コメント欄ではトラウマ本祭り。そのなかに山川方夫「夏の葬列」があって、そういえば詳細忘れてしまったなあ、と図書館で借りてくる。
やー、こんな話だったか。話としては救いようがないのだが、文章のリズムは素敵だなあ。
借りた短編集の中の、短編の一つ「お守り」に、えらく恰好いい一文があった。

 そういえば、関口は昔から笑いが高価な男だった。

こんな表現がさらりと出来るようになるには、いったい何が必要なんだろう。