新型偵察衛星の研究着手 北朝鮮監視で政府 (共同通信)

http://news.www.infoseek.co.jp/topics/world/northkorea.html?d=25kyodo2004092501003203&cat=38&typ=t

何というか呆れる記事ではある。いや記事を批判しているのではなく。
衛星を打ち上げるとか、研究を進めるとか、そのあたりはいいのだが、現行の情報収集衛星ですら扱いかねている、つまりは得られた情報を分析し判断する能力が欠如しているのに、情報だけ集めてもどうにもなるまいて。
衛星が送ってくるのは情報。その情報をどう判断するかは人間。
先の北朝鮮での大爆発の件でふりまわされた挙句、出た結論が「情報収集能力の強化」であり新規ハードウェアの確保であるというのはあまりに反省が足りなくないか。どう考えても分析能力のほうに問題があったとしか思えないのだが。
分析能力に問題があるという結論は出せないのだろうか。そういう結論を出す──自省できない限り、いくらハードが進化しようと数が増えようと、状況は変わらないのではないか、という気がする。

追記:他のニュースサイトでこれに関する記事を探したが見あたらず。関心の薄さに危惧を覚える。