空母信濃の生涯

早朝からアニメ観るわけにもいかないので、ズブロッカをやりつつ読書。以前古書市で購入した豊田穣著『空母信濃の生涯』を読む。といっても精読するわけでもなく、情報の拾い読みのような感じで。
通説では出港の際、ついでに桜花を輸送することになったと書かれているが、本書では梅花二〇機程度となっている。桜花はロケット、梅花はパルスジェット推進である。梅花は計画のみで完成していないので、ここは著者の誤りではないかと思われる。
それにしても、未完とはいえ日本最大の空母が輸送船がわりに使われたということは実に悲しい。通常の商船には護衛はつけられないが、信濃の回航ならば若干の護衛はつくし、信濃ならば多少の損害を受けても大丈夫だろうという判断だろうか。
工事中のエピソードには興味深いものも多いので、そのうち通読しようと思う。